実運送体制管理簿の基礎知識
この記事を読むと、実運送体制管理簿が何のための帳簿かと、運送番頭の2つの画面のどちらを使えばよいかが分かります。
実運送体制管理簿とは
Section titled “実運送体制管理簿とは”実運送体制管理簿は、真荷主から運送を引き受けた元請の事業者が、実際に運んだ事業者と委託の階層を把握するための帳簿です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作成する事業者 | 真荷主から運送を引き受けた元請。2026年4月1日から、元請となる貨物利用運送事業者も対象 |
| 対象の運送 | 1.5トン以上の貨物で、運送の全部または一部を他の運送事業者に委託した場合 |
| 記載する事項 | 実運送事業者の商号・名称、貨物の内容と運送区間、請負階層 |
| 保存 | 運送が終わった日から1年間、営業所に備え置く |
上の内容は、国土交通省の管理簿リーフレットと改正貨物自動車運送事業法の案内に基づきます(2026年9月17日確認)。個別の取引が対象になるかは、最新の法令・行政資料で確認してください。
元請が管理簿を作るには、下請の各社から「誰が実際に運んだか」の情報が戻ってくる必要があります。委託するときは、元請の連絡先・真荷主の名称・請負階層を委託先へ伝えておきます。
運送番頭での仕組み
Section titled “運送番頭での仕組み”法令・安全 → 実運送体制管理簿 には、役割の違う2つの画面があります。
| 画面 | 何ができるか | 使える拠点 |
|---|---|---|
| 運送実績を確認(参考資料) | 案件・委託・配車の情報から自動で作った一覧を見て、CSVで出す | スタンダード以上のすべての拠点 |
| 法定管理簿を作成・交付 | 案件ごとに法定項目を確かめ、完成版を確定・保存し、真荷主へ交付する | 提供を受けた拠点だけ(プランとは別) |
- 運送実績を確認(参考資料) は確認用です。画面にも「確認用(法定帳簿ではありません)」と表示されます。保存・交付・訂正の記録を持たないため、法定の管理簿の代わりにはなりません。手順は運送実績と実運送体制を確認・出力するです。
- 法定管理簿を作成・交付 は、完成版の確定、訂正、真荷主への交付までを記録します。手順は法定管理簿を作成・交付するです。使っていない拠点では、画面から問い合わせできます。
- どちらの画面も、1.5トン以上の対象かどうかや、法令上の実運送事業者に当たるかを自動で確定しません。判断は自社で行います。
- 日々の業務で、案件の貨物の重量、真荷主、運送区間、委託先、配車を登録しておくと、どちらの画面でも不足が少なくなります。
- 運送番頭を使っていない委託先は、手入力で実運送事業者として登録できます。
次にすること
Section titled “次にすること”まず今の登録状況を見る場合は、運送実績と実運送体制を確認・出力するに進みます。